お店はみんなで作るもの
私が店長になってから、およそ2年。「店づくりは働くみんなでやるもの」をモットーに、スタッフが楽しく働ける環境づくりに努めています。例えば発注やレイアウトは積極的にスタッフの意見を採用して、自分の選んだ商品をお客様におススメできるようにしたり。忙しい時は「大人気で嬉しいねぇ」なんてポジティブなことを言って、場を和ませたりしています。スタッフには言いたいことを何でも言って欲しいから、いい意味で上司っぽくない店長でいようと心掛けています。働く私たちの笑顔と前向きな姿勢が、お客様の喜びに繋がります。
私に会いにきてくれるお客様
以前別の店舗で働いていた時、長くごひいきにしてくださる年配のお客様がいらっしゃいました。何度か接客を担当するうちに顔と名前を覚えていただき、お洋服をプレゼントされるお孫さんの話もよく伺っていました。「冨鶴さんが選んでくれた服、喜んでくれたのよ」なんてマーキーズの服をきたお孫さんの写真を見せてくださったこともあります。私が今の店舗に異動する際は、「あなたとおしゃべりに来ていたのに、寂しくなるわね」と名残惜しそうに仰ってくださいました。それだけ信頼いただけていたことが、本当に嬉しかったです。私に会いに来てくださるお客様がいることは、販売員冥利に尽きますね。
こんな仕事のコツも…
マーキーズは商品のバリエーションが多いため、商品選びに迷われるお客様も少なくありません。そんな時必要になってくるのが、商品を着せたトルソーです。トルソーのコーディネートを見て、同じものを一式お買い上げされるお客様もいらっしゃいます。あとは、お子さんに向けての接客。親御さんや祖父母の方が落ち着いてお洋服を選べるよう、お子さんの遊び相手になることも大切なんです。何回か遊んでいるうちに仲良くなった子もいますよ。買った服を着て私に会いに来てくれたり。習ったばかりの字で書いたお手紙をもらった時は、心がほっこりしました。